少し編集してみました。

扁桃腺摘出手術の記録(正式には「両側口蓋扁桃摘出術」というそうです)

ここは30代半ばになって扁桃腺炎がひどいため扁桃腺摘出手術を受けた記録です。

ちなみに入院・手術を行ったのは2010年の夏のことです。


■今までの経緯

 そもそも中学生くらいの頃から扁桃腺を腫らして高熱を出す機会が多かった。今考えるとなぜ子供時代に通っていた医者が扁桃腺摘出に ついて説明してくれなかったのか謎。 ヤブ医者だったのだろうか……

で、社会人になったあと数年は安定していた時期もあったが2009年あたりから再発。

2010年にはほぼ毎月のように39度近い高熱が出るようになる。


■手術の決意〜手続きまで

1回扁桃腺炎がでると3〜5日は高熱が続き仕事に出られないこと、「扁桃腺炎がでるのではないか?」という不安感が積極的な活動の精神的支障になると感じたので扁 桃腺切除手術を決意、地元の耳鼻咽喉科のある病院へ診察に行くことに。
 普通は地元の開業医(いわゆる診療所・クリニック)から紹介状をもらって病院へという流れらしいのですが、その手続きやらがわずらわしいので直接病院 に行きました。
 病院で詳細を説明して「扁桃腺摘出」についてもこっちから切り出す、医師からも「扁桃腺摘出の対象になりますね」という言葉をもらい後は日程の調整と いうことだけになりました。
 手術と経過観察で1週間入院が必要とのことで日程は結局夏期休暇+有給休暇で行うことになり手術前日入院が必要で7月21日〜28日の8日間(手術は 22日午後)の予定 ここで、医師からは「手術から1週間」と言われ入院の説明をしてくれた看護士からは「入院から1週間」と言われてちょっと混乱。
まあ、多めに休んでも損は無いかということで手術日から1週間で休みをとりました。
手続き上一番の問題は入院書類に書く「連帯保証人」の確保でした。 同一家族では不可ということで友人にお願いするわけですが、「連帯保証人」って何かイメージ悪くないですか?ってこっちの思い込みと、地元から遠く離れて生活して いるため友人が少ない自分の事情もあり(おぃ)なかなか迷いました。
 結局、昔からの友人でこちらに住んでいる方にお願いしました。

 ■生命保険?適応の有無確認 自分はアフラックのスーパーがん保険II型に特約MAXというがん以外の病気・けがでの保証オプションで保険に入っていたので適用範囲とか支給額とかについてアフ ラックに聞いてみました。 回答は「扁桃腺摘出手術では手術給付金は適用されません」とのこと。 でもこれはネットで色々調べてみた結果、アフラックに限らずほとんどの生命保険会社の保険で適用されて無いものらしいです。 その代わり疾病入院初期給付金(2万円)と疾病入院給付金(入院5日目より1日につき5千円)は支給されるとのことで、予定では疾病入院初期給付金(2万円)+3 日分の疾病入院給付金=3.5万円が支給されるということになると計算(実際支給された額は後述) 追記:その後、適応してくれる保険が増えたようです。

 ■高額医養費控除(限度額適応認定書)の申請 また「高額医養費控除」という制度も使えば医療費の還付があるとのことで調べてみると、 「高額医養費控除」の他に「限度額適応認定書」というものを清算時に提出すれば請求自体が減額された状態でくる(還付の手続きをする必要が無い)という制度がある らしいということでさらに調べる。 総務に確認したら自分の入っている健康保険組合でも「限度額適応認定書申込書」を提出するだけで簡単に「限度額適応認定書」が手に入るということがわかったのでさ くっと手続きをする。 これで面倒な還付手続きをすることなく支払額が減らせるということになった。 ついでに自分の入っていた協会健保はさらに給付金が出るということなのでそちらも書類が一緒に送られてくる。 なので、入院前にはその辺を調べておいた方が良いと思います。 詳しくは「高額医養費控除」または「限度額適応認定書」で検索してみてください。

 ■ここでトラブル 扁桃腺摘出は扁桃腺炎が起きてない状態の時しかできません。 つまり健康なときにしか手術が受けられないのですが、7月初旬にまた扁桃腺炎を起こしてしまいました。 入院までには治りましたが、事前に検査を受けなければいけないといわれていた予定日に重なり熱が38度ある状態でしたが医師に無理を言って事前検査をやりました。

 ■事前検査 結局無理を言って7月9日に「術前検査」ということで「尿検査」、「血液検査」、「心電図」、「肺機能検査」「胸部レントゲン検査」を行いました。 その後、病院からは連絡がなかったので「特に異常はなかったんだろうな」と勝手に解釈して入院日まで過ごしました。

 ■入院〜退院まで(ここからは日記的な内容になります)

 ▲7月21日(手術前日) 午前11時に入院手続きを終え入院。 と言いたいところですが、入院前に説明されていないこともあったり書類関係がさらに必要になったり、血圧測ったりと11時には病室についたものの色々ばたばたと作 業がありました。 一番大きな違いは当初大部屋(6人部屋)に入る予定だったの入院日と手術日は個室になる点(ただし追加料金は発生しないとのこと)またその後も6人部屋ではなく4 人部屋になるという点でした。 しかしそもそも6人部屋はないと退院時に言われた。 入院前の説明はなんだったんだ?と思う。 それと病院によって異なるのか昨今の流れなのか、自分が扁桃腺以外にウツ傾向で他の病院に通院していて他の薬を常用しているのかはわかりませんが、以前(といって も10年以上前)に盲腸で入院したときはなかったですが次々に病室担当の看護士や麻酔医、手術担当看護士、主治医、薬剤師が来ては色々と説明してくれました。 昼食、夕食は病院食。 病院食がまずいというのは一部を除いて今も昔も変わらないようですが、手術日は絶食、それから流動食へ移行ということで普通に食べられるものはこれからしばらくお 預けかということで全部食べました。 ちなみに22日午前0時から飲食は禁止(ただし常用している抗ウツ剤を飲むときだけ少量の水のみ可)といわれました。 それと手術に際して「T字帯」なるものを使用するとのことでこれを購入しておいてくれと言われたので病院の売店で購入(\273) あとは入院はしたもののいたって健康なので病院内を一回りしてシャワーを浴びてあとは本を読んだりゲームをしたりしてすごしました。 ナースステーションの真ん前の部屋でドアも閉めてくれなかったので明るくてうるさくてあんまりよく寝られず。 電撃文庫の「ソードアート・オンライン1 アインクラッド」読んで泣く。

 ▲7月22日(手術当日) 午前6時頃起床。 手術は午後2時なのでかなり時間があるなーと思っていましたが、前日同様に時折問診などがありなかなかまとまってぼけーっとする時間はありません。 昨日、お通じが無かった旨を問診で回答すると浣腸されて無理矢理だすということに。 これはちょっと想定外。 お昼頃おかんと兄貴が到着。来なくてもいいって言ってたのに…… 昼過ぎてから手術待ちと言うことでぼけっとタイムに突入。家族と談笑。 結局手術は午前の部が遅れたため午後3時に変更ということに。 午後3時近くになりT字帯と手術着?を着用しストレッチャーに乗せられた時点でやっと「ああ、自分は手術をするんだな」という気分に。 ちなみに全身麻酔をする場合は普通事前に飲み薬なんかがでるようですが、どうも自分が飲んでいる抗ウツ剤がかぶっているらしいのか自分の場合はありませんでした。 手術室に入って手術台に移され色々検査器具なんかを付けられていると、もう「まな板の鯉」です。「さあ、どうとでもしてくれ」と逆にのんきな気分になってきまし た。 酸素マスクを付けられながら麻酔の先生が「ちょっとしみますよ〜」と点滴のチューブの間に注射?と金具を取り付けて注射からなにかひんやりしたモノが入ってきた! と思った瞬間意識がなくなりました。全身麻酔すげぇ! 次に意識が戻ったときは術後でストレッチャーに移されていた後でした、名前を呼ばれてぼんやり意識が戻ってきたのを覚えています。 が、他の方の手記にあるような「のどの痛み」が全くありません。 もちろん違和感はありましたが、「痛み」はありません。 ああ、麻酔がまだきいているのかと思いつつ病室へ。 右側の扁桃腺切除時に出血が止まらず、その処置に時間がかかり本来なら2時間程度で終わる手術が実は3時間かかっていたというのは後日聞かされました。 その日は会社のTさん、Yさん、Hさんが見舞いに来てくれたそうですが、術後そんなに時間がたっていなかったのもあり声がしたのは覚えているものの、何を受け答え したかさっぱり記憶に残らず。そもそも声が全くでない。 相変わらず「のどの痛み」もこないまま主治医から「つば(血)は全部吐き出してね」という指示と妙な形の容器を渡されて「う!」っとつば(血)がのどにたまる度に 体を起こしてぺっとつばというよりか、鮮血に近いものを吐き出す。 後から聞いた話だとぺっと吐き出すというより嘔吐に近い感じだったそうです。 あと仰向けに寝かされたんだけど鼻から全く息ができないので鼻からバキュームで吸出しをやるも良くならず、原因はどうも手術中に鼻腔近くまで焼いたのでそこが腫れ て姿勢によって鼻がつまるという状況だったようです(退院後に回復) で、朝までのどにつば(血)がたまると体を起こして吐き出すという動作を延々続けることに。 麻酔のせいもあり自分が起きているのか寝ているのかもわからない状態でした。 ちなみに全身麻酔時にされることが多いという尿道カテーテルはされていませんでした。

 ▲7月23日(手術1日後) もうこの時点で今が何時なのかもよくわからなかったのですが、外が明るくなってきたので、ああ朝だと感じた。 で、「のどの痛み」は相変わらずこず。結局最後まで「激しいのどの痛み」は全くありませんでした。ラッキー! 早速朝食に重湯とスープがでる。 「気合だ!気合!」と重湯にチャレンジ。 事前に手術ではのどを広く開くため、舌を器具で固定して強くひっぱるから感覚がしばらく戻らないという話をされたのを思い出す。 舌に麻酔をうたれたみたいになって「飲み込む」という動作が非常に困難になっているようだ。 が、重湯を飲みきる。スープはチャレンジする前に配膳係の人に撤収される。 昼食、夕食も重湯をメインとして副食にスープというようなメニュー はっきりいってまずいですがここは飲んでなんぼと重湯は完食する。 後で主治医から「優秀やね」と言われる。がっつり飲む人は少ないのか?まあのど痛くないし。 で、切除した扁桃を見せてもらう。 率直な感想「腐ってだめになった梅干」。 ちなみに慢性扁桃腺炎になってない人の場合こんなに悪くなるということは無いそうです。 (普通はもっときれいだそうな) 今日は吐血?と麻酔の後遺症か記憶が非常にあいまいというか起きては血を吐いて、血を吐いては寝るというような状況を1日中繰り返していたような気がする。

 ▲7月24日(手術2日後) 2分粥にクラスチェンジ? 粥は食べるが副菜はせいぜい一皿を平らげるのが限界。 飲み込むのがこんなにきつい作業とはねー。 そういえば口の右側が無理矢理開いたらしく少し裂けていて痛い。口を大きく開けるのができにくいのはこれが原因か!と気がつく。 で、体調は倦怠感がきつくてぐだぐだ。 今日はなんとかマンガ雑誌を読みきる。マンガ雑誌1冊読むのにこれだけ時間がかかるとは思わなかった! 昼頃に予定されていた4人部屋に移動。しかし4人部屋は空で独占状態。あ、こりゃ気が楽だわと安堵。 出血の頻度は下がるがまだ血痰?はでる。

 ▲7月25日(手術3日後) 5分粥? もうこれくらいになると出血は完全に治まった状況のようできつく痰を吐くような動作をしなければ出血は無い状態に。 ただし37度後半の熱が続き倦怠感がひどくせっかく用意した暇つぶし道具がなかなか使えず。 この微熱も慢性扁桃腺炎の患者から扁桃腺を切除したしたときに起きる症状だそうで、術後の血液検査でも白血球の数字が高いそうな。 鏡でのどの奥を見てみるとのどが全体的に白くカバーされたみたいな状態に。 これがきれいになれば完治ということらしい。 ちなみに点滴が今日で終了。明日以降は飲み薬が処方されるとのこと 今日はミリタリー系雑誌1冊、ラノベ1冊を読みきって、事前に用意した動画を1本見る。 ちなみに病室にTVは設置してありますがもともとTV見ない人なので入院後全くTVを見ていません。 ニュースはラジオとネットで十分だがパソコン自体をほとんどさわっていない。 ラジオは微妙に感度が悪い。受信感度の良いラジオを持ってくればと思っても後の祭り。 世の中から隔絶された感もあるが、別に自分の人生を左右するようなニュースなんてものがそうそうにはあるわけないので気にしない事に。 逆にチャットとかツイッターとかそっちの方を追いかけられていないことについて気になったり。

 ▲7月26日(手術4日後) 7分粥? 副菜が完全に固形化する。昨日まではペースト状のものばかりだったので妙にうれしい。 でも食事は粥と副菜を半分くらい食べるのが限界。あまりお腹がすかないのと、まだ飲み込む動作に違和感があり固形物は食べるのが厳しい。 熱が36度台まで下がったーと思ったが午後には37度台中くらいまで上がって倦怠感がと思ったが体が熱なれしてしまったのか倦怠感は低くなる。 まあここで調子に乗るとひどいことになるのでとにかくベットに立てこもる。 舌の麻痺も大分減ってきて今度はのどのかさぶたに違和感が感じられるようになる。 出血は完全に止まった様子。 今日体重を調べたら入院日より2キロ落ちてた。5日で2キロはすごいけどこのまま夏バテにならないように気をつけないといけないなと思った。 あと独占状態の4人部屋に急に3人患者が入ってきて満室状態に。 今日はビジネス書とラノベとエッセイ集を同時に読み始める。なので1冊読みきった本はなし。

 ▲7月27日(手術5日後) 普通のお粥? お粥以外は割りと普通の病院食?になる。昼はうどんがでた。 うどんがこんなにおいしい食べ物とはねー。 飲み込む動作については相変わらず詰まった感じがありまだ今ひとつという感じ。 だからなのか手術後、食欲が低く完食ができない。 一応出血は完全に止まったか?という感じ。 血液検査して炎症からか白血球とあともうひとつ(名前忘れた)の数値が高いという点、あと手術の出血からか若干貧血という点がまだあるとのことらしいが退院に関し ては問題ないとのことで退院日の話になったが結局有給休暇を29日までとっていたので29日午前中で退院という方向で話を進めてもらう。 そういえば手術日してから風呂に入ってない。体から異臭が… その辺も話をしたら熱が下がればシャワーは問題ないとのことだった。 今日はついに夜の検温でも37度をきる。明日はシャワー浴びよう。 今日は部長が見舞いに来て焦る。 他にもTさん、Bさん、Yさん、Hさんが見舞いに来てくれ見舞いラッシュ。 気がつかなかったけどちょっと長くしゃべるとのどが痛くなる。んー、話す仕事なんだけど大丈夫だろうか?とちょっと不安になる。 痛いといえば常時ではないが時折のどが痛くなることがある。 特にあくび、くしゃみは絶対やばい。 今日は昨日に引き続き同じ本を3冊同時に読み進めたため読みきった本はなし。

 ▲7月28日(手術6日後) 普通のご飯になる。朝食はパンだった。 パンはのどに貼りつく感じがあって食べにくかった。 熱も平熱に下がりのどを除く体調は万全か? あと熱が下がったのでやっとシャワーを浴びれた。1週間ぶりのシャワーでかなり爽快に。 もうこの辺になると特に書くことはないかな?とは思ったがちょっとのどがしみるとか痛くなることがある。 今日はラノベ1冊、エッセイ集1冊読み終える。ついでに用意してきた動画も3本見る。 んー、動画はかなり用意してきたんだけど結局ほとんど見る機会がなかったなあ。

 ▲7月29日(手術7日後) 退院日 朝食は普通に出る。午前中に検診があって、 会計の準備ができたら看護士が呼びにいきますといわれて私服に着替えて身の回りを片付けて準備。 呼ばれて会計を済ませて何事も無く退院。 家についたらちょうどお昼ごろでした。 長いといえば長い、短いといえば短い約1週間でした。


 ■その後の経過 一応手術後3週間が完治の目安で、それまでは再度出血する可能性があるということで力仕事や長湯、食べ物については注意するようにと指導を受けた。 退院時は出血は無いが、のど全体にガーゼを貼り付けた感じ。 8月初旬にはガーゼ感はなくなったものの、のどの両側に腫れたような違和感が長期に残りました。 営業職でしゃべる仕事なので退院後しばらくは夕方のどの痛みが出ることと、寝起きののどが乾燥している状態の時は若干しみるような痛みがある状態が続きました。 しゃべることも前述ののどが腫れたような違和感で声が出しづらく それとは別に鼻への逆流?がおきやすくなっているみたいで、例えば飲み物をちょっと勢いよく飲むと盛大に鼻の方へ逆流する状態が発生。 この症状は8月の下旬まで続きました。 おかげで飲み物をゆっくり飲む、飯もゆっくり食べるという習慣に変わってしまった。 まあ逆にいえば鼻の通りが良くなったというべきなのか?

 ■退院後の経過(覚えている範囲内) 8月7日 退院後、最初で最後の診療。 出血もなく特に問題なしということで放免(やったね!) 一応痛み止めを5回分もらう。 8月12日前後 舌の麻痺というか感覚異常が意識するほどのもではなくなる。 8月15日 退院後、初焼肉&初酒。 のどは問題なし。 8月下旬 鼻への逆流が治まってくる。 我慢していたコーヒーを飲む。異常なし。


9月

鼻への逆流は治まる。

でもまだのどの違和感は残る。

感覚としてはのどの入り口のところが腫れている感じ、ただし痛みは無いので基本的には無害。




■お会計

入院費用(ベッド代差額、限度額適応認定書適用後の金額) 13万円くらい。 ネットで見てると大体10〜15万円くらいが相場のようです。 保険とかで補てんしてちょっとマイナスがでたくらいですか。

■総括

手術後、もちろん扁桃腺絡みの熱が出ることはなくなりました。 はっきり言ってこれは人生観が変わるくらいの良い変化でした。 冬になってこたつで寝てしまって、次の朝喉に腫れぼったさを感じず熱もでなかった時に「本当に切ってよかった」と思いました。


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